宇宙一周旅行、びわこホール公演無事に撤収し、京都のホテルに戻りました。
びわこホールは以前一度、B'zで来たことがありますが、それ以来です。客席のつくりもさることながら、ステージの奥行きは普通の倍以上ある、いわゆる劇場型のホールです。音的には、あくまでも個人的にはちょっと?な、掴みづらいホールです、あくまでも個人的にね。
今日はステージの仕込みにおいて、ちょっとしたマイナーチェンジがありました。
2公演前の新潟でのリハール時に、コーラス隊の台が、BASSのまわりこみによる床鳴りで、ちょっとたいへんなことになっていた為、リハーサル後にモニターやローディーで検証してもらいました。偉そうに指摘だけしてスンマセン 
結局新潟公演と広島公演はそのままの状態でやらざるを得ませんでしたが、舞台監督の判断と大道具チームの迅速な対応で、防振性を高める床材がシミズオクト(ステージ施工の最大手)から届きました。その特殊な床材をコーラス台に敷き詰め多少なりとも防振性を高めることができました。
こういったことは、音楽的なことに理解のあるチームでない限り、スムーズに改善できるとは限らないんです。実は既にドラム台にはこれと同様の処理が施されています。ドラム台の場合は更にその上にゴムマットを敷き詰めた表面処理になっています。当然それなりの重量になりますが、この重量がドラム・サウンドの鍵なんです。
前述のようなBASSのまわり込みもなく、ドラムのマイクスタンドを不用意な振動から守ります。また板割りもセンター前側の1枚だけで、ドラムスローン(椅子)・キックペダル・ハイハットスタンドの全てがカバーできる、特別な板割りとそれに対応した骨組みになっている、モニターエンジニアやドラムテックのオーダーに全て応えて貰った逸品です。
実はこれ、B'zの現場では何年も前から改良を重ね、吉井和哉の現場では、城戸紘志くんのときから導入してもらいました。このドラム台の構造によって、ドラムの性能を最大限引き出すことが可能になります。仕事は準備8割です。みんなの協力で今のドラム・サウンドが成立しているわけですね。だからドラムのチューニングは僕にとって最後の仕上げにすぎません。
以前、サウンドメイキングにおいて、ドラムはいち早く結果をださなくては云々、と言ったのは、高いクオリティーと安定感を得るために、まわりの仲間にいろんなリクエストに応えてもらっている以上、早くから結果を出し続ける責任があるからです。
でぇ、何が言いたいのかというと、そこまでやっていても決して万能ではないんです。ハウスの宗さんやモニターの拓ちゃんと顔つき合わせて相談しても、なんかすっきりしないことって、やっぱり無くはないんですよね。そんな日こそ、プレイヤーに頼るしかないのが、我々音関係のクルーなんです。
でぇ、だから何が言いたいのかというと...、やってくれましたよ、我が吉田佳史は。やるときはやる男です。こういう日に限って、ほんとに頼りになります。これぞドラマーであり、目下バンドをぐいぐいと引っ張っています。これからは、また一段と濃密な時間になりそうな予感がします。
それではまた
加藤俊一郎